木曜日

朝から忙しかった。各省からの質問が来て、それに対して非常に短い締め切りで回答していく。自分がやるのはあくまで下働き、でもいい勉強になる。と同時に、どんどん官僚言葉、言い回しを覚えていく自分もいることに気がつく。
あたふたと動き続けて、随契の件もこなし、気がつけば夜、九時前に一段落。疲れた〜!
が、本番はこれから。明日の朝の英語の15分のプレゼン、発表原稿どころか、まだストーリーも固まっていない!!ただ、自分ひとりではちょっと行き詰ってしまっていて、う〜ん、と悩み、内心かなり焦っていたら、隣の課の同期が、仕事上の本当にちょっとした質問をしにきたのだけど、逆にこちらが、自分の製作中の資料を見せて、いろいろアドヴァイスをもらう。
そこで気がついたこと。自分の考え方は、まだ研究者サイドのアピール方法なのだなということ。タイトルだけは決まっていて、「ハビタット(生息場所)の多様性の重要性」、なのだけど、話の途中で、研究は始まってきてはいるものの、複雑であり、こんなにも少しのことしかわかっていない、ということをやたらと強調していた。だから、重要なのですよ、と話を持っていきたかったのだが、「だから、(この研究は)重要なのですよ」と()の部分が自然と内包されていた。
それよりも、こういうことまでわかってきています、だから重要なんです、と結論を持ってきて、その上で、わかっていることは限られているためまだまだ研究して行かねばならないのです、と持っていかないと、重要性はわからないよ、とのアドヴァイスを受け、なるほどと思った。
他にもたくさんアドヴァイスをもらって、話に道筋がつく。持つべきものは良い友だなと痛感し直した。ありがとう。助かったよ。
夜十一時半を過ぎてから、その後の話の展開を作っていったが、思考がずいぶんクリアーになったことと、あんまり欲張って全部の要素を入れないでおこうと開き直るとすらすらと作れ、夜の二時を過ぎて原稿と発表資料の両方を完成させる。
流石にくたくたになったが、少々、発表の練習をした。大丈夫、小ネタはいろいろなところに仕込んであるから。
朝四時半ごろ、寝ていた。