引越し

昨晩夜十時半過ぎに寝て、夜0時半に起きた。酔いは取れた。今日の午前中に引越し業者が来る。これから修羅場。
ブラジルに行く前にある程度の片付け・箱詰めは済ませていたものの、まだまだやることはたくさんあった。夜通し作業を続ける。朝の七時半を過ぎて目途がつく。助かった。引越し業者から電話が入り、十一時半ごろ来るとのこと。管理人さんもやってきて、引越しの進み具合を調べていった。
外は雨が降る。ブラジルから帰ってきて一番嬉しかったことの一つは桜が残っていたこと。今日も桜は雨に濡れつつも咲いていて、窓を開けるとそのしっとりとした空気が、荷物がまとめられ生活感のなくなった部屋に流れ込んできて、その空気がいろいろなことを思い出させてくれた。仕事に限らず、いろいろな思いがあった一年だった。日記には流石に書けなかったけど。
引越し業者のお兄さんが二人やってきて、テキパキと荷物を詰め込んで行ってくれた。今回はヤマト運輸の単身パック2m^3を二つ頼んだ。結構荷物があったのでそれで入るか不安にだったが、荷物を一目見た引越しのお兄さんは十分納まりますね、とのことで安心した。
高校2年の時に買って以来、ずっと乗っていたMTBは、今回釧路に持って行かず、実家に送ることにした。日本列島縦断を始め、一万5千キロ以上は確実にこいだ自転車。最初から同じ部分はフレームと前後のギアとクランクぐらい。タイヤ、チェーンは何回も換えたし変速機も一度リニューアルしている。タイヤのホイールも換えたし。大事にしていたのだけど流石にボロボロになっていて、快適に乗るには2〜3万円かけてオーバーホールしたいのだけど、その気力が今はない。
引越しの後、管理人さんに来てもらい、点検してもらう。そして、掃除をしていく。白壁を塗り直すことになり、お金が一万円ちょっとかかることになった。仕方がないかな。市役所に行き、転出届を出す。郵便局に行き、転送願いを出す。
全ては、しっとりと雨の降る日の午後のこと。
夕方最後に点検してもらって、書類を書き、終了。五時半過ぎに家を出て、鍵をかけた。そして鍵を返す。
東久留米にまた住むことはあるのだろうか?64棟43号。一年過ごした場所。
一階下に住む、お世話になった家族にご挨拶。お子さんたちしかいなかったけど、きちんと挨拶してくれて嬉しかった。残っていた荷物を宅急便で送って身軽になり、バイクに乗ってこの地を去る。
さようなら。元気でね。
バイクでバイク屋さんに行き、自賠責保険と任意保険に入った。店員さんが保険に不慣れで思いのほか時間がかかって、睡眠不足の身にはきつかった。
夜、大学に到着。もうみんないなかった。ここに泊まるのもこれで最後かなと思う。住み慣れた研究室。社会人になってからも100泊以上はした気がする。感謝。
疲れ切っていたので、割とすぐに寝てしまった。