別寒辺牛湿原、霧多布湿原、霧多布岬へ

九時過ぎまで寝ていた。今日は有休を取っている。朝から昨夜食べ損ねたホッケの塩焼きを食べ、それから車に乗って家を出る。目的地は、別寒辺牛湿原、そして霧多布湿原
その前に家の近くの六花亭の直営店に寄り、明日の帰京に備えてお土産を買う。美味しそうなお菓子がたくさんあった。
北海道の直線の多い快適な道路を駆け抜ける。釧路は霧がかかっていたが、やがて天気がよくなり、次第に霧も晴れてきた。厚岸の道の駅、グルメパークコンキリエに寄る。牡蠣料理を食べようかどうか悩んだが、最近の出費の多さ+そんなに安くもなかったので、今回は諦める。今度人を連れてきたときに食べよう。ここの中にはお土産屋さんの他、レストランと屋内バーベキューが出来て、バーベキューの方はまず食材を購入してから炭火で焼いている。これはなかなか美味しそうだった。
厚岸水鳥観察館に寄ったが、今日は休館日だった。今度の現地調査のゴール地点であるので、その確認を行う。休館日にウロウロしていたので、たまたま通りかかった町の職員と思われる方から不審そうな視線を受ける。
別寒辺牛川橋に行く。ここに行く途中の道はなかなか素晴らしかった。別寒辺牛川橋のところにはカヌーステーションがあって、ここから上流はカヌーは立ち入らないように取り決めがなされ、またシーズンによっては総量規制がなされている。ここにも釣り人がちらほら。水鳥の声が響く中、日本で最も人工物の少ないと言われる別寒辺牛川を橋の上、そして川岸に降り立ち眺める。思うこといろいろ。
その後、霧多布湿原へ。湿原センターを見学してから、木道を歩く。まだ芽吹きはほとんどなくて、でもフキノトウは大きくなってきていて、バイケイソウ?がたくさん芽吹いていた。湿原を流れる川の中に魚多数。残念、水が茶色いこともあり(透明感もあるのだけど)、種類はよくわからず。自慢のデジカメで水中の写真を撮ってみたが、うまく写らなかった。
戻って、霧多布岬に行く。岬に着く1kmほど手前で突然エンジンの調子が悪くなり、調子悪い状態が続いて車のスピードがかなり落ちる。恐る恐る祈りつつ、進む。クソっ、掃除したものの直ってはいないらしい。急に気持ちに余裕がなくなって、内心無事帰れるかかなり焦っていた。せっかくここまで来たので岬の先端手前の駐車場に車を停め、付近を歩いた。岬の先っちょはすぐ先なのに、そこに行く気持ちの余裕がなかった。黒い鳥がいて、よく見るとエトピリカだった(気がする)。木を銜えて飛んでいるのは巣作りなのだろうか?波間に群れていて、その姿はなかなか美しい。岬の崖にはカモメのコロニーがチラホラ。そして、雄大な眺め。木の生えていない、大地が海岸沿いに広がる。素晴らしいの一言。
帰りは恐る恐る進む。霧多布からは海岸沿いの道を走る。なかなか素晴らしい道だった。ここは是非バイクで来たいな。厚岸から国道に戻り、しばらく走った後、今度は昆布森の近くを通る海沿いの道を行く。ここでまたエンジンの調子が悪くなったが、すぐに収まった。家に帰り着き、ほっとした。エンジンには緊張したが、でもいいドライブだった。
家では、ホッケの塩焼きを朝に続いて食べた後、メモ書き程度だった日記をまとめ、ウェブにアップした。なかなか余裕がなくてアップする暇がなかった。ブラジルの記録はまだまとめられていない。残念、アップされる可能性は低い予感・・・勿体無いな。
夜、一時を過ぎて眠りに付く。山に行くわけでもなく、阿寒湖湖水開き、釧路川の緩やかなカヌー、湿原ドライブ、と軟派な内容ではあったが、なかなか楽しいGWの前半だった。