尻羽岬

アザラシ。尻羽岬にて。

今日は、平岩さんのカヌースクールでほぼマンツーマンでロールやグループレスキューの講習を受けるつもりだったのだけど、北西風が強いとのことで中止になった。残念。朝、カヌーショップに行くと、平岩さんがいて、残念残念と言っていた。スクールの後予定していたジンギスカンティーで食す予定だったお手製のシシャモの干物をたくさんもらった。夜食べたが美味しかった。
釧路は、ここのところ毎日朝晩は氷点下で氷は張っているのだが、今年は雪が降るのが遅く、28日にわずかに降り、例年よりも半月ほど遅い初雪だった。が、昨晩はそんなに多くない量だが、降って、今朝は白銀の世界になっていた。
カヌースクールを考えていたので何も他には考えておらず、あんまり遠くに出掛ける気も起きず、そうだ、と家から小一時間離れたところにある尻羽岬(シレパみさき)に行ってきた。
流石にこんな日に行く物好きはそうそういない。駐車場から先は足跡はなく、ふかふかした雪(といってもせいぜい5〜10cm)の中を歩く。遠くにはハヤブサ(おそらく)が舞っていた。カモメと、ウミウが海面上を舞っていた。
岬まで1kmもないのだが、そこをのんびり歩く。岬からは、うっすらと雪化粧した大黒島が見える。そして左手には見渡す限りの厚岸湾。右手には大海原。水は澄んでいた。大海原には波が立つ。吹き付ける風が冷たい。ダウンジャケットを着ているのだが、ひんやりしている。顔が冷たい。
10月初めにここに来た際に、アザラシを見たので、今日もいるかなぁと探したが見当たらなかった。残念と帰ろうとしたら、視界の隅に海面からにょきっと出ているものが目に入った。いたいた。ゼニガタアザラシ(多分、アザラシに詳しくないです)。海面から顔だけ出して、ふぅ〜と息をしている。かわいい。と潜っていく。潜ったまま、水面下2mほどだろうか、横に移動。その様子を双眼鏡で追いかける。一度見失ったが、しばらくすると元の場所に戻ってきていた。家から1時間かからない海辺にアザラシがいるのは、なんだか感動的な気分になる。
戻ってきて、それから、釧路市内のホームセンターに行き、長靴や、カジュアルな防寒靴(アディダスの黒色のスエード生地の冬用シューズ)を買った。いつも履いている仕事用の革靴だと寒くなってきたので、これからはこれを履いて代用しよう。長靴は、防寒タイプを持っていなかったので一足買う。スパイク付を買おうと思っていたのだが、ホームセンターには売っていなかった。代わりにかかとにだけ折りたたみのスパイクのついている防寒長靴を買った。これで現地に行こう。
家に帰ってきてから、インフレータブルカヌーの再修理。パッチをあてて修理し、直ったと思っていたのだけど、今日空気を入れてみたら、もう一箇所穴が開いていた。やれやれ。
夕飯は、湯豆腐。10月に購入したトランギアのアルコールバーナーを使う。アルコールの静かな燃焼音がいい。湯豆腐も美味しかった。ポカポカと幸せな気持ちに浸る。
さて、頑張ろう。頑張るか。