サホロスキー場

朝から路面がツルツルで、車が滑った。レガシィはパワーがあるので、一時停止後、直角に曲がるとちょっと外に振られてしまうことが二回あった。どうしたものかと考えていたが、スノーモード(シフトロック)にすると、そんなこともなくなった。
今日はサホロスキー場に行く。昨日の筋肉痛が来るかと思ったが、それほど足は疲れていないようだ。朝から快適に滑る。
スキー楽しいな。
快適に滑り続けて、二時間後、登山靴スキーをしてみたいというツユキさんと、靴と板を交換した。兼用靴はちょっとサイズが小さかったが、何とか入り、7年ぶりのスキー靴(兼用靴)となる。ツユキさんの板は、トラーブのフリーライドというモデルで、幅広、そしてカービングがかかっている。滑り出してあまりにも簡単に曲がるので驚いた。スピードを出し、小さなコブでピョンピョンジャンプしながら快適に滑る。太ももも全然疲れない。兼用靴&最近のスキー板ってこんなにも快適なんだ。ツユキさんは、しっかり板に乗れていたので、速度は1/4以下になったが、こけることなく乗っていた。が、足はかなり疲れたみたい。そりゃそうだよなぁ。
昼食後、靴と板を元に戻して、別のコースを下りに行く。流石に足がかなり疲れてきた。所々ごまかしながら、下る。
この冬は、時間を見つけてスキーを鍛えよう。
帰りにハプニングがあった。
上士幌を過ぎた先で、本当にツルツルな道路があった。外気温はマイナス10℃。交差点で信号が換わり、前方20m先を走っていた次長の車がブレーキをかけると、スリップして横向きになりかけたので、後ろから見ていてヒヤリとした。これはやばいと、セカンドまで落とし、エンジンブレーキを十分利かせ、歩く速度以下でゆるゆると走る。と、信号で止まっている次長車の10m以上手前で、ブレーキをしっかりかける。
が、まったく止まらない・・・
強く踏み込み、ABSをがっつり働かせたが、歩く速度以下で走行している車が、まったく速度を落とさない。カーリングみたい。やばい・・・と考える時間が3秒以上あった。そのまま次長車に衝突!!!!!!そこそこの衝撃。そして大きな音。
やってしまった・・・
外に降りるとスケートリンク状態だった。次長車は1mほど前に押し出されていた。しかし、次長の車も僕の車もバンパーは、かすり傷一つついていなかった。その場所は危険なので、とりあえず先に進む。
頭の中で何度も先ほどの衝突を反芻する。どこがまずかったのか。可能な限り速度は落としていた。慎重な運転には自信があった。そして想像の範疇では滑るには滑ったとしても、十分止まれるはずだった。だが実際はまったく速度が落ちなかった。不思議なぐらい。降りたとき振り返るとABSの働いたタイヤ痕が長く続いていた。横に逸れず、真っ直ぐぶつかったのは良かった気がした。
それなりの衝撃と音があったので、バンパーが全然傷ついていないのは不思議だった。後でよくよく考えると、摩擦係数があまりに低かったので、ぶつかった衝撃が、バンパーの破壊ではなく、次長車の移動につながったことに気が付いた。ここまでツルツルでなければ滑ってぶつかることもなかったのかもしれないが、ぶつかった後では、あそこまでツルツルだったからこそ、車が傷つかずに済んだことに気が付き、感謝した。
当の次長車の方は、滑って建て直し、ほっとしていたら、後ろからぶつかられたという、びっくりの連続だったみたい。
滑る滑ると聞いていても、自分が体験してみないとわからない。今回は、僕の想像を超えていた。そして、また一つ学んだ。特に怪我人も出なく、車も無傷だったのは本当にラッキーだった。ぶつかったのが次長車でよかったなと思った。後で、次長から、40kmから20kmに落とす時よりも、0〜5km/hで止まろうとする時に滑ることが多い。止まろうとする時に止まらなくなる。やばいところでは5m手前で一端停止する気持ちで運転しないと駄目だよ、と教えられた。普段からいろいろ勉強させてもらっているけど、また一つ学びました。ありがとうございました。
夜は遅くなり、夕食でとんかつを食べた。
スキーを楽しみ、事故に学んだ二日間が終わった。