トローキ滝シーカヤッキング+シュノーケリング

朝家に帰ってきてから、また寝た。昼前に起きて、いそいそと準備し、シーカヤックを車に積んで家を出発。7/16に挑戦して波風強く諦めたトローキ滝の再挑戦。今日は西の風3m、波の高さは1m。これなら楽勝だ。トローキの滝は、鯛ノ川の河口にある滝。直接海に注いでいる珍しい滝だ。
原漁港に行く。シーカヤックツアーの方々が数名いた。いつも飲みに行っているつぼねの息子さんもいた。シーカヤックを下ろしてスロープの下まで運ぶ。いい天気だ。海の水も澄む。漕ぎ出でる。原漁港の防波堤を過ぎると風が海面を吹き抜ける。広がる青い海。振り返れば本富岳が鈍く光り昼の太陽に焦がされている。うねりが少なく、風は適度に吹いて、シーカヤッキング日和。来てよかった、と今のこの楽しさを噛み締める。
トローキの滝までは1kmほどなのですぐに着いた。入り口に別のシーカヤックのツアー客、ガイド含めて3名のパーティーだ。鯛ノ川の河口、滝の釜に行く。深い。15mぐらいはあるのかな?カヤックで近づき、滝を愛でる。何でもない滝と言えばそうなのだけど、海の透明感と相まって、なかなか素晴らしい滝だ。釜の入り口少し外側、中から見て左手の砂浜に上陸して、水中メガネを付けてシュノーケリング。表層は川の水なので冷たく、靄がかかっている。少し潜ると途端に生温くなり、透明度も増す。釜の入り口は水深5〜6mほど。下には落ち葉・枝の有機物が溜まる。川の河口であることをひしひしと感じた。
汽水域はボラが泳ぐぐらいだったが、沖合いに出ると様々な魚が泳ぎまわる。サンゴはないけど、美しい。嬉しくて何度も海底に行き、ゆったりと浮き上がってくる。きらめく魚たち、きらめく水面、贅沢な時間だ。小一時間ほど潜っていたら、オリンパスの防水デジカメに水が入ったのか、突然動かなくなる。7/16に来た時も水が入って壊れたぞ。恐るべし原漁港付近。沖合いから滝の釜入り口まで戻ってきて、その深みを何度も潜った。何があるわけではない。でも素敵な空間だった。深く潜るとメッキ(ヒラアジの仔)が群で近づいてきた。なんだなんだ、といった顔で周りをグルグル回っている。水面を目指して浮かび上がると海底の落ち葉がひらりと舞った。
しばらく遊んでからシーカヤックに乗って、近場の磯を回った。それから原漁港に戻る。素敵なところだった。これなら波の穏やかな日なら初心者も連れてこれる。
車にシーカヤックを積み込んで、家に帰った。