島の海岸線をシーカヤックで漕いで行く夢を見た。海岸線のごく近いところ、砂浜の横、岩礁帯の中を漕いで行く。波の描写がリアルだった。やがて気がつけばレール上の細い流れの中を進んでいた。澄んだ流れ、渓流魚が泳ぐ。いつの間にか本当にレールの上を移動していた。気がつけばどこかの田舎。錆びたレール。深入りし過ぎた、何故か夢の中でそんなことを考えていた。戻ろうとレールをたどるが、違う場所に出てしまう。遠くに見える海岸線の地形、そうだ、あの場所を通ってきたはず。引き返し、藪に埋もれた古いレール道を見つけ、戻る。随分と時間がかかる。さっき遠くから見ることができた海岸線のところまでようやく戻り、出発地まではそこからまだかなりの距離を戻る必要があった。用事があったのだけど、間に合わないな、と思った。そんな夢だった。