研修三日目

十一月になった。東京は案外寒くない。今年も残すところあと二ヶ月。
本当に月日が経つのは早いなと思う。それは、記憶力の低下なのか?月日を思い出すときに、思い浮かんでくることの場面の数々。そうしたものが思い出しにくくなるまたはパッと思い浮かんでくる数が少ないのが早く経つ理由なのか、それとも場面場面を要約して整理してしまうから早いのか、はたまた思い出す「年」/「歳」の割合がどんどん小さくなって相対的に早く感じるのか。どうなんだろう?
本日最初のイツミさんのGISについての講義は、時間配分がまずかった。全部話をしてくれれば筋が通って面白いはずなんだけど、用意したパワーポイントの要所要所を飛ばすので、どこを整理したらいいのかがわからない。反面教師にしよう。途中から自分の頭の中に、登山道の巡視等で得られる情報を整理し、的確な管理に活かすためのソフトウェアのアイディアが思い浮かんで、講義を無視してノートにそのアイディアを書き続ける。きっと思ったとおりのものが出来ればかなり使いやすいし使えるシステムになると思うのだけど、これをきちんと整理して提案する気力とお金があるかどうか。まあ整理したら夢物語をいろんな人に語ってみようと思う。
タケダさんの里地里山の講義は、わかりやすかった。地元学というものを通して地元の方々にその土地の良さを認識させて、その上でいろいろな取組を進めていく過程を話してもらったのだけど、それは何も里地里山に限らず、いろいろな場面で使える方法だなと思った。なるほどね。
昼休み、以前屋久島の事務所にいたサヤマさんのところに行き、いろいろ話をする。昔からの問題で今も解決されないものが結構あって、何とかしたいなといろいろ考える。
午後のサトウさんのリスクマネージメントの講義は、講義の仕方がうまく、結構面白かった。個人的には既に身につけた知識ばかりではあったのだけど、リスクマネージメントの必要性を人に伝える上でどのようなことをポイントにして話をすればいいのかがよくわかって為になったなと思った。
晩飯後、一時間半ほど部屋で「カラマーゾフの兄弟」を読む。読み始めると止まらない。でも研修最終日前夜ということで下の広場に降りて行き、飲んで話をする。テレビは中日vs日本ハムの試合を中継していて、中日の53年ぶりの日本一が流れてきた。パーフェクトゲームをしていた8回までは緊張していたのだけど、9回でピッチャーが替わったのでそれで緊張感が解け、どうでも良くなった。
深夜二時過ぎまで飲んで話をする。今日はまだ遅かったのだけど、昨日は0時付近、一昨日は1時頃には解散して、それも最後まで残っていた人数は限られ、お酒もたくさん余っているから、みんな歳を取ったんだな(昔のように飲めなくなったんだな)と思った。ポジティブに言えばお酒の飲み方を覚えたということかも。話をしていていろいろなことを考える。それぞれの場所で、それぞれの悩み・取組があって、それをいろいろ話できるのは面白かった。是非いろいろ情報交換していきたいなと思った。そして、今度結婚します宣言をした者一名。同期がどんどん結婚していく。今年に入って既に2人結婚したし、結婚予定者が4人もいる。そんな歳になったんだなと思った。そう今日は僕の誕生日で何名かからおめでとうと言われ、ただそれだけなんだけどやっぱり嬉しかった。
深夜二時半過ぎに就寝。