湯泊歩道入口

明日、湯泊歩道の巡視に行こうと考えていたのだが、林道の一箇所が崩れていると聞いた。そこで尾之間歩道の巡視に変更したのだが、実際崩れているのかどうかを見るため+まだ湯泊歩道の入り口に行ったことがなかったので、午後に森林管理署で鍵を借りて、これまで何度も行っているフカダさんと一緒に様子を見に行った。
湯泊歩道は、花之江河から途中七五岳、烏帽子岳の分岐を越え、湯泊集落に達する登山道で、登山口入口までには結構距離があり、道がいくつか分れわかりにくい。途中コンクリートミキサー車とばったり出会いヒヤリとする。ゲートの鍵を開け、林道をさらに奥に進む。ここから登山道の入口まではまだ9kmもある。4kmを過ぎて路肩が崩れているところがあった。ギリギリ通れるが、十二分の注意が必要。崩れたりハンドルを誤って落ちる可能性も無きにしも非ず。
紅葉が進む。切り立った斜面に延びる林道。破沙岳の岩壁が聳える。この山はこれまでノーマークだったのだけど、間近に眺めるその姿は素晴らしく、いつか行ってみたいなと思った。
フカダさんがかつて森林管理署にいたときに、年末にこの林道で土埋木の窃盗現場に出くわし、その始末に追われた時の思い出話を聞きながら進む。そして登山道入口に到着。結構遠かった。外は寒い。七五岳に灰色の濃い雲が靡き、寒さと相まって暗い季節の始まりを示していた。少しだけいて、さっさと戻ることにした。
行きも帰りも二頭ずつシカを見た。南部は少ないと聞いていたものの、結構いるもんだなと思う。
夕方事務所に戻ってきて、デスクワーク。明日は尾之間歩道へ。登山道の巡視体制の見直しのアイディアをまとめたペーパーを作ってから遅くない時間に帰宅。準備をしてから寝た。