研修最終日

睡眠不足+お酒の影響で、流石にぐったりしていたが、朝から白菜漬け体操なるものをやり、元気になる。二人一組で行うマッサージなのだけど、まずは汚れを取る(払う)、塩をかぶせる(叩く)、その後横になってもらって、押し込む(もみこむ)、切る(手包丁で叩く)、食べる(掴む)、洗う(払う)、というものでテーマを持たせて行うと面白いなと思った。震災等で避難してきた人をほぐすために行うプログラムらしい。
その後は、昨日の企画のアクションプラン作りと、その実行宣言。みんなでぐるりと輪になって、自分の考えたものが実行できるようにまずはこれこれから頑張ります、とみんな宣言していた。どこまで出来るか。まあ話は通してみるつもり。
そして、最後に質問受付+回答、そしてゴールモニタリンググループで話し合って終了。ここで何故かこんなの初めてなのだけど、頭の中に靄ができて目のピントが合わなくなった。10分ほどで治ったのだけど、なんだったんだろう?
研修中に、終わったらみんなでメーリングリストを作ろうなんて話もあったのだけど、個人的にはメーリングリストはそんなに好きじゃない。それよりも、その後のみんなの企画作りの道なんかを綴ったみんなで作るブログが面白いかなと思い、そう提案してみた。さて、うまく行くかどうか。
カレーを食べてから解散。
今回の研修で得たもの。全国各地のいろいろな方と知り合いになったのも大きいけど、会議の進め方、講義の仕方、話のもって行き方でいろいろ示唆に富むものが多かったと思う。話を聞きながら、それを行政サイドから見たらどうしなければいけないかをずっと考えていた。例えばPDCAサイクルにしたって、やらなきゃわからないこと(そして改善していくところ)と、最低限やっておかないといけないところの線引きをきちんとして、後者を抑えておくのが重要な気がしていた。きちんと意識化はしていなくても何となくそんなことはわかっているのだけど、でもいろいろ考えるいい機会になったのは確か。意見交換の持って行き方では、ファシリテーショングラフィックという手法が参考になった。他にもいろいろ。書くのが面倒でここには書かないけど、ノートにはいろいろぎっしり書いてきた。見直しながら洗練させていこうと思う。
研修が終わって、そこには濃い霧があった。みんなを乗せたバスが、50mも進むと霧の中へと消えていった。またどこかで会ったら、話をしましょうや。
官用車で沼津駅まで送ってもらい、そこから新幹線で東京に戻ってきた。新幹線は熟睡だった。こだま号なので各駅停車だったはずなのに、品川を過ぎるまで全然気が付かなかった。時間があったので、本省に顔を出し、挨拶に回る。ヨシナカ補佐とも久しぶりに会った。昨年度は本当にお世話になったなぁと思う。今でも自分の整理の付かない仕事ぶりに情けなさを感じ続ける。
のゆりん、まりりん、サクラマタさん、ハヤシさんと計5人でうどんを食べた。みんなこの本省のビルの中で仕事をし続けているんだなと思う。自分も2年前はここにいた。そしてそのうち戻ってくるんだろうとも思う。でも今は、屋久島でなすべきことをしたいなと思う。
駅の本屋でゲーテファウストを探す。無事見つかった。良かった。読んでみよう。
この研修は、期待値が高かったわけではない。でも終わってみれば来て良かった、と思えるいい研修だった。これを自分の仕事にどのようにして活かしていくか。いくつかはいいアイディアが思い浮かんだ。他にも示唆されるものがないか、探してみようと思う。