同期会(信越トレイル)2日目・加藤さん訪問

朝6時過ぎに起きる。ケビンが手早く朝食を作ってくれた。当初の計画では今日信越トレイルを散策する予定だった。ただ、別件が入ったため、早朝に切り上げることになっていた。男4名だが、各々がそれぞれに動き、あっという間に片付け終わり、出発。
支払いに行ったフロントにはなべくら高原 森の家の支配人の高野さんがいて、よく知っているケビン、バスは話をしていた。今日加藤さんに会うので、写真を撮って見せましょう、と、一緒に写真を撮る。と、写真を撮ってくれた人は、あやしい探検隊の料理長であるリンさんだった。びっくり。こんなところで出会えるとは。一緒に写真に収まる。
7時半に出発。ケビンはここでさようなら。バスの車に乗って東京へ。11時に池袋に到着。ニッティを下ろす。またそのうち。その後バスと二人で横浜へ。イトーヨーカ堂の中のマックでハンバーガーを食べた後、13時に上司の方々3名と待ち合わせ、計5名で出発した。
別件、とは、加藤則芳さんに会いに行くこと。加藤さんは日本のロングトレイルの第一人者(YouTube)。僕の加藤さんとの出会いは、屋久島にて。屋久島に住んでいた当時、加藤さんが取材で来られて、僕は加藤さんと一緒に雪の縄文杉、雪の花山歩道を歩いた。流石世界の名立たるトレイルを歩いている加藤さんだけあって、いろんなことを知っていて、いろんな思いを持っていて、そしていろいろな夢を持っていて、そんな加藤さんといろいろなことを話すことができて、それは貴重な経験だったと思う。その取材結果は、当時加藤さんが山と渓谷に連載していたルポとして、山と渓谷の2009年4月号5月号に連載され、いろいろな感慨にふけりながら読んだことをよく覚えている。その後も機会があるとお世話になり、僕の2倍は生きている人生の大先輩だが、あまり気負いすることなく楽しくお話をさせてもらっていた。
そんな加藤さんだが、約2年と3か月程前に難病ALSを患ったことが発覚した。でもその後も、いやそれだからこそなおさら精力的にいろいろな活動をされてきたのだが、今はほとんどベッドに寝ている状況。一緒に山を歩いた加藤さんが動けないのは、本当に悲しいこと。でもそんな加藤さんに報告したいことがあって、今日は加藤さんの家を訪れることになった。
1時間強、話をしていた。バスがパワーポイントで彼が踏査してきた東北のロングトレイルとなり得る道の状況・見どころ・魅力を話す。うなずく加藤さんを見て、また報告に来たい、そう思った。
帰りは電車に乗る。家の最寄り駅から歩き始めるとすぐに雨が降ってくる、台風が近づいている。
晩御飯は、ご飯、サツマイモ+ナス+株ナメコのみそ汁、ダッチオーブンで作るゴーヤチャンプルー(ゴーヤ+ニンジン+タマネギ+ササミ+卵。チャンプルーと言いつつ豆腐は入っていませんが・・・)、いつものもずく紅白ナマス、レタス+大根+タマネギ+バルサミコ酢に付けたニンジン+ミニトマトクリームチーズ+パルメザンチーズのサラダを作った。今日のサラダはさっぱりしていて美味しかった。
同期会は、中身はのんびりしていたものの、2日目は早朝に切り上げるという少し慌ただしい計画だったけど、初めて信越トレイルに行けたのはよかった。そして何より気楽な気さくな仲間に会えて嬉しかった。また来年もどこかに行ければと思う。