休日

週末、車でスキーに行く予定を立てていたのだが、一緒に行こうとしていた職場の方の都合が悪くなり車でスキーに行くことはキャンセルとなり、それでは電車で行こうかと思っていたものの、どうも体調が優れなかった。先週の3日間の出張が響いたか。人ごみの中に長時間いると風邪菌をもらってきてしまう確率も高くなると思う。
金曜日に帰京する際には、乗ろうとしていた新幹線が40分ほど遅れて福島駅に到着となった。大雪でダイヤが乱れていたのだが、そのダイヤの乱れの中でさらに混乱があって、先に来るとされていた新幹線がどのタイミングなのかわからないが後回しにされるということが起こった。ちょうど上り列車の運行指令室の入り口にいて、運行のやりくりの様子が見えていたのだが、指令室の中では、「もう一度お客様にホームの移動をお願いしている、今更変えられない、それは変ではないか思ったから、だから先ほど何度も本当にこれでいいのか確認しただろうが!にもかかわらずそういう指示だっただろうが!ふざけるな!」とベテランらしき駅員さんはかなり怒っていた(実際は福島弁だったのでもう少し迫力がありました)。その後は同じ駅員さんが構内放送でダイヤの乱れによる混乱を冷静にわびていたのだが、その両面ともにプロ意識から来るものなのだろうなとそのやりとりをみながら思った。ホームに出てきたベテランの駅員さんに、ダイヤが乱れると本当に大変なんですねぇと話しかけると、「そうなんですよ、福嶋駅の駅員が怒りながらも頑張っていました、と是非投書でもしておいてください」とこれまた茶目っ気たっぷりなお返事が返ってきてほのぼのとした。そんなこんなしつつも、吹雪いている寒い駅のホームに小一時間ほどいたのも風邪には良くなかったのかもしれない。
喉に痛みはないのだが、やや違和感を感じている。僕は平熱は低めなのだけど、土曜日の昼は36.6〜8℃と(僕にしては)微熱の状態。土曜日は都市ガスの定期点検があったので、家で掃除をしたり洗濯をしたりと過ごしていたのだが、夜遅くまでどうするかなぁ・・・と悩み続け、結局大事を取ってスキーには行かないことにした。やれやれ。
金曜日の夜といえば、もう一つ。年末に高校時代の同級生が何年か前に亡くなったらしい、という噂を聞いていたくショックを受けたのだが、日付が変わったころに以前登録した彼の電話番号の着信履歴が残っていた。年末に電話をかけた時には出なかった。気が付いたのは一時間ほど後だったので翌日に二回ほどかけたのだが、出てはくれなかった。解約された電話番号は、数ヵ月後には再利用されているらしいので、実際はどうなのかはわからないのだけど、希望を持つ気持ち半分、現実を思い知らされるかもしれないという怖い気持ち半分。
さて、今日日曜日は朝起きてからまず熱を測った。が、登山用のアンダーウェアを着こんで汗をかきながら寝ていたおかげか36.1℃と熱はない様子。ホッとする。天気はいい。喉に違和感がないわけではないのだけれども、家で過ごし続けるのも嫌なので、5か月ぶり江戸川橋にあるクライミングジムT-Wallに行くことにした。夏はボルダリング壁だけではなくて、トップロープ壁、リードクライミング壁も含めて結構混んでいたのだが、今日はボルダリング壁以外は空き空きだった。久々なので無理はしない、と簡単なルートをサクサクと登る。やっぱり楽しい。でも難しめのルートは全然ダメだった。体が重くて上がって行かない。鍛え直さねば。そうそう、学生時代からずっとワイルドカントリーのチョークバッグ(←安かったので)を使っているのだけど、以前アークテリクスのチョークバッグを借りた際に使い易くて(手を入れてチョークを付けやすくて)感動したことがあって、昨年アークテリクスのチョークバッグを見つけた際に買ってしまったのだが、それを本日ようやく使ってみた。やっぱり使い易くて感動。同じようなチョークバッグ一つでも、こんなに差があるのだから道具は奥が深いと思う。
ちなみに、過去にこのクライミングジムのトップロープ壁を登った時の動画はこちら(5.10b5.10c5.10d(YouTube)←撮影日を見ると2011年8月なのでもう一年半近く前の動画です・・・)。

気軽にトライできるボルダリングも面白いけど、ある程度の高さを登って行くのはやっぱり面白いと思う。今日は一人で来たのでボルダリングだけだったのだけど、また何名かを誘ってきて、トップロープ、そして、出来ればリードも練習したいと思う。
午後は山道具の手入れをするか、と思い立って、爪が丸くなっていたアイゼン、そしてピッケルを研いだ。真面目に研ぐのは2005年2月以来。皮手袋を着けて、新聞紙を下に敷いて、ヤスリでごりごりと研ぐ。細かい粒子が新聞紙に落ちる。アイゼンは前爪を除く20本分を、ピッケルは石突の部分とピックを研いだ。あまり角度を付けてしまうと減りが早いので、そんなに角度は付けないでおいた(写真:奥が研ぐ前、手前が研いだ後)。それでもチョンチョンでよく刺さるようになる。よしよし。でも鋭くなった分これでうっかりヤッケをひっかけて破かないようにしないと。愛用のグリベルのアイゼンとピッケル(上の写真、研ぐのに使ったヤスリと皮手袋も写っています)。これからも大事に使っていきたいと思う。
夕方になっても喉の違和感は取り切れず。やや微熱はある感じ。ショウガはちみつをお湯に溶かして飲みながらひとときを過ごす。明日からもいろいろ大変そうだ。無理せず、想いを形に出来るように、引き続き頑張っていければと思う。