乗鞍スキー&スノーシュー合宿初日

2010年以来、毎年参加している乗鞍スノーシュー&スキー合宿に今年も行くことになった(今回で4回目)。この合宿は職場の面々が集まり(隊長 ナカザワさん)、乗鞍高原スキー場に行って、初日は基本的にはスキー場でスキー、二日目はスノーシュー乗鞍高原を散策、という合宿企画なのだけど、2年前から山スキー隊も出るようになって、今回も僕は山スキー隊に参加する(というか企画する)ことになった。今回は総勢25名ほどの大所帯。さてどうなるか。
前夜のうちに準備を整える。オスプレーの赤いザックに荷物を詰めていると、傍らにあったテーピングテープが転がり、あーテーピングテープ入れ忘れていた、と思ったのだが、調べるともう中に1本入れてあった。流石に二本は要らないだろうなと思って、山道具が入ったカゴに戻す。その後スキーのワックスを剥がして準備は一段落。装備の割にはコンパクトにまとまった荷物に満足な気分に浸っていた。
今朝は4時半ごろには起きて、最寄りのレンタカー屋さんまで早朝の都心を一走りする。すぐ近くにあった24時間営業のレンタカー屋さんが8-22時営業になってしまって以来、あまりレンタカーは使っていなかったのだけれども、今回合宿の幹事を担当することになったセリーさんから車を準備してほしいという依頼を(メール一本で)受けることになり、それではと久々借りることになった。8人乗りワゴン車のグレードを頼んでいたところ、トヨタのノアが準備されていた。スタッドレスタイヤの減りが若干気になるところだが、まあ何とかなるだろう。家に戻り、荷物を積み込んで集合場所の新宿駅の先の西新宿1丁目の交差点に向かう。6:20に到着。既にセリーさんが来ていた。この場所に集合の6名が無事集合。当初7名のはずだったのだが1名が体調不良で不参加とのこと。残念だけれども、車のサイズと荷物を考えると6名でちょうど良かった感じ。さて、出発。
甲州街道を進み、永福ICで首都高に乗り、そのまま中央道に入る。この道を走るといつも思い出すかつて何度も行った多摩川調査。懐かしいなぁ。
談合坂SAで休憩。僕はホットドッグを頂いた。天気は晴れ。ここで運転をセリーさんと交代。笹子トンネルは天井板が撤去されていて、雰囲気が随分と違っていた。南アルプスの白い山並みは素晴らしかった。そのまま走り続けて、10時集合としていた諏訪湖SAには9:10には到着。ここで他の2台と無事合流した。
再び僕の運転に代わり、松本ICで高速道路を下りて、国道158号線を走る。途中にあるアップルランド波田駅前店でセリーさんの作成したお買い物リストを見ながら買い出しをして、さらに事務所に寄ってスノーシューやビーコン等山の装備を借りる。雪が積もってまぶしいのでサングラスをして、その先の乗鞍を目指す。段々と道横の雪が増える。道路にも雪が出てきた。県道84号に移ってしばらく行くと毎年昼食を頂いているレストハウス チロルに到着。11:50。毎年ここに至るまで結構時間が遅れがちになるのだけれども、今回はびっくりするぐらい(?)スムーズだった。
昼食は、いつもながら豪華絢爛。イワタケの入った茶碗蒸し、釜飯、お蕎麦と続き、最後にデザートのアイスを頂く。天気は良くて陽に当たると暑いぐらい。小一時間過ごした後、今宵の宿鈴蘭小屋に向かう。
鈴蘭小屋に着いて、手早く着替え、14時を過ぎてようやくスキー場に到着。今日はあとは二時間半しかリフトが動かないが、9回乗ったら回数券よりも4時間券の方が安いとのことで、4時間券を購入。そしてリフトに乗って上に向かう。風が冷たく、寒かった。今日参加の14名が3グループぐらいに分かれて、各々滑る。僕は一番上のリフトに行くグループで、スキーを楽しむ。気温が低いので雪は硬めだけどサラサラしていて、滑りやすかった。今シーズンに入ってもう6度目のゲレンデスキーなので、新しい板にも慣れていて、スピードを出してサクサクと滑る。小さな段差があると飛び跳ねることになるのだけど、怖さは感じない。我ながら登山靴ながらそこそこ滑れるものだと思う。途中でスキーに大分慣れてきましたというミナミさんの様子を撮りながら下る(YouTube)先週スキーの兼用靴を買っちゃったエナさんには、僕がずっと使ってきたアトミック ツアーキャップガイド+ジルブレッタ404の板を貸したのだけど、古い型の板なので滑るのには結構苦労していた。
15時半を過ぎて合流。スキーに慣れていないセリーさんとアサハさんは上の中級コースに行くことを躊躇っていたが、騙されたと思って騙されてみて下さい、の言葉の下、上に行くことになった。リフトの上で集合写真を撮ってから(写真)下り始める。結局のところ、アサハさんは何だかんだでこけずに滑り降りてきていたのだけれども、セリーさんは下るのに結構苦労していて、本当に騙された、ということに気が付くことになった。長い時間をかけて(?)培った信頼というものも一瞬にして崩れ去るものだということをまざまざと実感したひとときとなった。m(_ _)m。
気が付けば16時半に近づき、時々動画も撮りつつ(YouTube)スキー場を下っていく(YouTube)。結局9回リフトに乗って元は取れたし、雪質も良くて楽しいスキーとなった。鈴蘭小屋では、早速温泉に入る。ポカポカと温まる。ここの温泉は本当にいい。
18時を過ぎて夕食の時間となる。ナカヤマ一家とムラカミさんも合流して賑やかになる。まずはビールで乾杯!昼にたくさん食べたのに、お腹が空いていたのでパクパクと食べる。今や絶滅危惧種となったウナギのかば焼きも出てきたが、ふっくらしていて美味しかった。
晩御飯の後は部屋で宴会が始まる。貴腐ワインの差し入れがあって初めて貴腐ワインなるものを飲んでみたのだけど、美味しかった。毎年ジップロックにクリーム、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを加えてそれを雪の詰まったゴミ袋に入れて固まらせるアイスクリーム作りを行っているのだけど、今年は雪と塩の割合が良かったのか(氷と塩化ナトリウムを3:1の質量比で混ぜると温度が−21℃に下がる)すごくスムーズにしっかりと固まったアイスクリームが出来上がった。素朴な優しい味わいで美味しい。ナカヤマさんの3歳になる息子さんは酔っ払いの大人がたくさんいる中でおくびもせずにニコニコしている。自分は小さな頃にこんなシチュエーションの中にいたことがほとんどなかった気がするので、どんな風に感じているのかなぁと想像を膨らませる。今年は北アルプスを一度か二度で全山縦走したい、とエナさんが熱く話し始めたので、地図を広げみなでその計画を語り合う。他もいろいろ話をしていたはずなのだけど、あんまり中身を覚えていない。
夜11時頃解散。酔いもあり、僕は早々に眠りについた。