休日

金曜日は想定外のことがあって、朝からドタバタしていた。いやはや。
何だかんだといろいろあったためか、朝は完全にエネルギー切れだった。起きると10時を回っていて、もうこんな時間かーと若干の自己嫌悪に陥った。しかし、今日が休日で良かった。
山道具を部屋に散らかしていたので、その片づけをやった。ついでにスキーにワックスをかける。板にまずワックスを生塗りして、その後板の上にワクシングペーパーを広げ、その上にアイロンで融かしたワックスを10適程落として後、板の上をゆっくりとアイロンを移動させる。昔は板全体にまず融かしたワックスをポタポタと垂らしていたのだが、この方法に変えてから、消費するワックス量がごく少量で済むようになった。薄くきれいに塗られたワックスをみてフフフンといい気になる。最近は時間のある時に(場合によっては山から帰ってきたその日に)ワックスを塗っておいて、滑りの前日あたりに剥がすようにしている。天気が良ければ来週末は山に行くことを計画しているので、きっと金曜日の夜あたりに剥がすことになるのだろう。
天気もいいので午後は外出。ワックスを買い足し、他細々としたものを手に入れる。三省堂書店に行き、地形図を買った。登山用品店に行き、細引きロープをいくつか買った。さかいやスポーツでは、残り少なくなっていたジルブレッタのSサイズ、Mサイズは売り切れていた(Lサイズだけが一つ残っていたが、普通の人には大き過ぎると思う)。あと手に入るとすれば、カモシカスポーツに残っている在庫ぐらいだろうか。
帰宅後は部屋の片づけの続きと、細引きロープを使って山道具の使い易さを向上させる。ポケットのジッパーを開けるのも億劫になるような吹雪の中では、小さな工夫が非常に助かる。よしよし。夕方はカスピ海ヨーグルトの仕込みをやった。
夜は、高校時代の同級生2名と久々会うことになり、渋谷に向かう。蛍の庭という店で19時から会食。ビールで再開を祝して乾杯!本当に久しぶりに会うのに、見た目は何も変わっていないのが驚きで、でもいろいろ話をしていくと、やっぱり皆それぞれにいろいろな事に出会い、いろいろなことに揉まれ、いろいろな喜怒哀楽を経て、今を生きているのだなぁということが良くわかった。タケウチくんは、4年間の海外勤務を終えて1月に日本に戻ってきたのだが、いろいろ話をする中で、タイミング、というものの持つ意味を深く考えさせられる話があった。ヤマナさんは、某製薬会社勤務の後、小学校の先生になっていたのだが、一念発起して、今は某大学医学部一年生(の終わり)という状況。昔から我が道を行く人だなぁと思っていたのだけど、すごいなぁ。もう終わりだと思ったら終わりよ、とサラッと話していたけれど、そうそう簡単にできることではない。それにしても、小学校の先生の時に教えた子と今、大学で同級生になっている、というのはすごいと思った。
3人で昔話にも花を咲かせる。あの頃、僕たちを教えてくれていた担任の先生は、今の自分たちと同じか、若かったぐらいという事実に衝撃を覚える。最初はわけわからないと思ったけど、本当に真剣に向き合ってくれるというのはこういうことなんだな、ということを教えてくれた先生だ。そして、前を見させてくれる先生だった。残念ながら担任を持ってくれたのは1年生の時だけだったけど、大学受験の結果は、親よりも誰よりも先に伝えたっけ。その時、おぉ、おめでとう。これからも謙虚に勉強しいな、とサラッと言わわれたのを良く覚えている。あの先生に出会わなければ、今の自分はいなかった気がしていて、やっぱり、出会い、そしてその出会いから学ぶものは本当に大切だなぁと思う。感謝。
酔っ払いながらワイワイと話し続けて、23時半を過ぎて解散。楽しかったよ。また今度。
結構酔っ払ってしまっていたので、フラフラしながら何とか帰宅。バタン、と布団に倒れ込んで5秒後には熟睡(していたらしい)。