休日

先週は割とパタパタと忙しかった一週間だった。金曜日の夜は無事終わってホッとしてウィスキーを傾ける。ほ。
土曜日は、モノは試し、とGoProを自転車にくくりつけて走り出す。と、ママチャリに乗ったお母様方から、GoProだ!と注目されてしまった。いやはや。GoProも有名になったもんだ。
この日は日差しがきつかった。自転車をこいでいると射すような暑さと日差しにクラクラした。そんな状態だったので出かけた先の銀座の文房具店の冷房にホッとしながら買物をして、帰宅後は急に思い立って18歳の頃の青春の記録をアップしてみた。そんなことをしているうちに、一日が終わってしまった。
今朝は早朝4時過ぎに奇跡的に目が覚めたので、起きてサッカーの日本代表対ブラジル戦を見た。最後の最後でやばそうだなぁと思っていたら3点目を入れられていた。悪い予感は当たるもの。残念無念。でも逆境の中にあってこそ、次に何をすべきか見えるはず。頑張れ!日本代表!
午後は、今年の四月に亡くなられた加藤則芳さんを偲ぶ会に参加した。亡くなった加藤さんへの思いは以前書いたとおり。会場となった椿山荘のオリオンの間では、加藤さんへの想いの詰まった祭壇が用意され(写真)、野田知佑さんによる、加藤さんを偲んでどんどん飲みましょう!との献杯の挨拶を受けて献杯した。
加藤さんが亡くなったのは悲しい。でもここに募った多くの人を見て、きっと加藤さんの夢はつながっていくのだろうな、と素直に思った。
偲ぶ会ではいろいろなエピソードが披露されていた。スライドの中で自分も映っている写真が出てきた時は涙がこぼれそうになった。奥さまの奈美さんや息子さんとも話をした。
エピソードを語られていた方から、最後の5年間は加藤さんは本当に人格者でした、でもその前は結構怖かったよ、そんなお話も聞いた。僕が加藤さんに初めてお会いしたのは2009年1月15日のこと。それから4年5か月が経つ。僕の知っている加藤さんは、本当に人格者で、そして笑顔と冗談の絶えない方だった。そんな加藤さんに出会えていろいろなお話が出来て良かったなぁと思う。
また、偲ぶ会ではシェルパ斉藤さんと初めて話をした。正確にはもう10年ほど前にサインをもらったような気もするのだが、話をしたのは初めてか。213万歩の旅や、行きあたりばっ旅、今夜も空の下、はまだ旅の道具(テントや寝袋など)を揃えられず、またなかなか時間を見つけられずにいた頃に、旅に出たいなぁと思いながら何度も何度も読み返した本だ。そんなことを思い出しながら、話をした。
偲ぶ会が終わってから、何名かでお茶をした。その後、居酒屋に場所を移して夜20時過ぎまで、トレイルの話を中心にいろいろな話に花を咲かせていた。
いつの時代も、旅人が自由気ままに、気持ちよく旅が出来る自然を、環境を残したい、そんな仕事が出来たらな。高校時代の自転車旅行中にふと思い浮かんだ夢、そんな夢を思い出しながら、ワイワイガヤガヤと、でも気持ちはしっとりとした時を過ごす。
休日が終わった。来週も頑張ろう。