帰省二日目

朝の列車で東京に戻る相方を駅まで送って見送り、その後大内山川に伯父さんとウナギを獲りに行く。正確には行ったら既に伯父さんはウナギを獲りに出かけていて慌てて後を追いかけた。
着くと既に一匹捕まえていて意気揚々としている伯父さんがいた。小さな頃から鮎しゃくり(水中に潜って竹竿の先に付けた針で鮎を引っかけて獲る漁法)を教えてくれた伯父さんだ。もう一つ仕掛けて置いた方は残念ながらウナギはかかっていなかった。その後は川の中を流されて行く。

昼は親戚が集まり、墓参りに行く。その後昼食。そしてウナギを獲りに行く。竹竿の先に針を付けてそれにミミズを付けて水中の岩穴に突っ込んでいく。でも、最近つけ針漁をしていたらしく、獲れなかった。
でも一か所食いついてきた穴があって、ミミズがきれいに食べられていたのでよっしゃ!と思ってミミズを付け替えて再度試すも反応がない。おかしいなぁと思って横を見ると謎が解けた。ウナギではなくイシガメが食いついていたようで、穴の中にいたんだけどなぁという顔をして去っていった。

その間目の間を鮎がうろちょろしていたのだけど、狩猟本能がかきたてられて、ウナギ獲り用の仕掛けを急遽無理やり鮎しゃくり用の仕掛けに仕立て直して、1匹しゃくる。無事捕まえて、その感触が懐かしくて、嬉しかった。

この大内山川、25年ほど前までの魚が山ほど溢れていた時の光景が忘れられない。でも20年ほど前から急速に川の中の魚が減っていった(それでもそれなりにたくさんはいるのだけど、昔ほどではない)、何も変わらない景色の中で、不気味な異変が起きていることに衝撃を受けたのをよく覚えている。今回泳いで、10年前と比較して魚は増えてきたなぁという印象を強く持った。回復傾向。いいことだ。また昔のような魚に溢れる美しい川に戻ってほしいなぁと思う。
獲ったウナギは、晩御飯でかば焼きになった。
夕方は、実家にあるジオラマの撮影をやった。その様子は以下の通り。

平和な時間が流れている。