富士周辺周遊

前から行きたかった富士の青木ヶ原樹海と風穴に行くことになった。早朝車を借りて、中央道に乗って富士山へ。天気はよい。道はそこまで混んではいない。大月JCTを過ぎて富士山の存在感が急に増してきた。

河口湖ICで高速道路をおりてまずは西湖に向かう。数日前の降雪により、周りは雪だらけだった。
西湖コウモリ穴に到着したのは8:40。早く来過ぎた。そこで先に本栖湖にまで足を延ばした。逆光だったけど、なかなか素敵な富士山がそこにはあった。

精進湖に寄りつつ、西湖湖畔のコウモリ穴に戻ってきた。ここは冬期はコウモリ保護のため、入洞できないのだけど、予約無しで500円で参加できる青木ヶ原樹海散策のガイドツアーがある。しばらく待って、9:50にガイドスタート。我々の他には一家族が一緒だった。
ガイドのおじさんの話をまずは室内で聞いた。その後早速青木ヶ原樹海に向かう。雪が積もっているのだが、入れないという程は積もっていない。針葉樹の森。見た目以上に歳をとった木が多い。乾いた林内。張り巡らされた根。差し込む日差し。どこな不思議な空間。動画はこちら

青木ヶ原樹海に関して僕は何も詳しくない。なので、ガイドのおじさんと一緒に歩けて楽しかった。そう、エコツアーなるものは、自分が登山を出来る故、参加したことがあるのは数が知れている。そうしたツアーにどんどん参加して知識を増やしたい気持ち反面、普段の登山には知識とはまた違ったものを求めているから、なかなか足が延びないところ。ツアー自体は小一時間で終わったのだけど、そこそこ満足して戻ってきた。

さて、その後はまず富岳風穴に行った。動画はこちら

それほど長くはないのだけど、そこそこ面白みを感じた。そして、冷蔵庫として使われていた当時の種子・繭が残されていたのは興味深かった。

続いて鳴沢氷穴。動画はこちら

天井の低さではこちらが勝る。氷の塊は迫力あり。でもコースは短め。

さて、その後は、山中湖方面に向かい、適当な店でほうとうを頂く。ぽかぽかと体が温まった。
それから忍野八海へ。富士湧水の里だ。餅は美味しかった。きれいな水もあった。でも、どこか、残念な感じのするところだった。まずあまりにも多く並んだ土産物屋さん。それなのに案内板がしっかりしていなくて、どこにどう行けばいいのかよくわかない。メインの池に見えた池は実は忍野八海に入っていないということは後で知った。否定的なことをあまり書くのはよそう。でも良い形になってほしいとは切に願うばかり。対照的だったのは富士山。ここから眺めた富士山はなかなかだった。

さらに、富士湧水の里水族館に行く。前から行ってみたかった水族館だ。小さめの水槽の展示は素敵だった。日本の川を模した展示もそこそこ。ブラックバスブルーギル生息地を見せた水槽もなかなかだった。外の池の中が見えるところは少々残念。チョウザメソウギョ、と日本の魚ではない魚が多数泳いでいる。趣味の問題かもしれないけど、外の池にはやっぱり日本の淡水生態系を再現して、外から見ると一見普通の池なのだけど、その様子が水族館の中から見える、というのがいいな。そんな展示をしているのは東京の葛西臨海公園の水族館の横にある淡水の小さな水族館。ここは一見の価値があると思っている。

さて、時間があったので、さらに河口湖を周ることにした。夕暮れ迫る富士山が美しい。富士山の美しさ、それは山頂の形もさることながら、大きく延びたゆったりとした裾野にもあることを強く感じたひとときだった。

帰りの高速は事故渋滞で大渋滞。帰宅後は、湯豆腐を作って食べた。
やっぱり富士山は素敵だな、と思う一日だった。