納豆

W杯が始まった今日、納豆(Natto)をいただいた。モントリオールで作っているところがあるとのこと。プラスチックカップにぎっしりと詰め込まれた納豆。小さな頃はそれほど好きではなかったのだけど(塩辛いと思っていた)、成長期に食べた際に病み付きになり、以降学生時代は非常にお世話になった食材だ。好き嫌いをなくすには、所謂成長期にいろいろな食べ物のおいしさを知ることが重要な気がしている。

19時過ぎに職場を出て、帰宅後、ご飯を炊き、具だくさんのみそ汁を作って、1/3カップ程の納豆を一緒にいただいた。なんでこんなに美味しいのだろうか。既製品しか食べたことがなかったので、この手作り感溢れる味と香りに感動する。ちなみに、日本にいた際にここ1年程の間マイブームだったのはこちらの極大粒納豆。そのままでも美味しいし、生卵と混ぜると卵の甘みが残ったまま納豆の旨味を存分に味わえる一品だった。納豆みそ汁にしても美味しかった。今となっては懐かしい話。
今日のモントリオールは雨だった。夜になってようやく雨が上がった。しっとりとした空気が満ちる中、ようやく暗くなったモントリオールの夜景を眺めながら、発酵食品の持つ奇跡にぼんやりと思いを馳せるひととき。