Lac Rossi Canoe Camping 二日目

夜中、相方はテントの近くを通る(動物の?)足音を聞いたらしい。でも僕は全然気がつかずに熟睡していた。
5時半に起きて、まず湖面を眺める。朝靄がかかり美しい!と、相方が湖面を横切る一筋の動物に気がつき、鳥がいるよ、と言ったのだけど、よくよく観ると鳥ではなくて、細長い動物...ビーバーだ(多分)!動画に納める。感動!

その後は焚き火をしつつ、朝食を作って食べる。今日も天気はいい。しかも、風もほとんど吹いていない。
テント等を撤収して、カヌーに積み込み、8時を過ぎて出発した。ロッシ湖(Lac Rossi)を時計回りに一周するのが今日の計画。僕がカヌーの前に乗って、後ろに座った相方に舵取りを任せる。カモがチラホラ。今日も不思議な鳴き声が湖面に響く。見渡す限り、人工物はない。月曜日ということもあってか人も全然見かけず、この広い湖を独占しながら進む。湖面に写された青い空と深い緑の森がいい。
入り江に入っていくと浅瀬ではたくさんの小魚がいる。種類はわからないが、そこそこ大きくなりそうな魚もいる。と、1.5m前方には70cmを越えるパイクがいて、ささっと去っていった。観てみたかったパイク!感動!(動画は撮れず…)
少し風が出て来た湖面を進む。奥に二カ所あるキャンプサイトの一つに上陸。前夜は誰も泊まらなかったらしい。しばらく休憩。トイレ休憩も兼ねる。そう、トイレはピット式と呼ばれるシンプルなものなのだけど、ハエもそれほどではなく、匂いもさほどではなく、不快ではない。また、トイレの近くには、食料品を吊り下げるためのポールが設置されていた。
湖畔近くのシラカバはぐるりと一周ビーバーに齧られた跡があった。
さて出発。奥にあるもう一つのキャンプサイトには、人がいて、湖畔に座ってのんびりと過ごされていた。湖の東半分を回り終え、北側を通過する。

岩の上に二羽の水鳥が乗っていて可愛い。その後進路を南に向ける。太陽に向かってこいで行くのが眩しい。気温も上がって来た。割と口数が少なくなって、一生懸命パドルをこいだ。
正午前に湖の南側の西端にあるキャンプサイトに上陸した。ここは木陰になっているので日差しが避けられていい。近くにいたカモの親子を撮りながらのんびりと過ごす。その後昼食を作る。フライパンでソーセージをジュージューと炙って、頬張る。お茶を飲んで湖面を眺める。本当に平和な時間だ。
13時を過ぎて、スタート地点に向かって出発する。途中、ビーバーの巣らしきものを見つけた。感動。のんびり進んで14時前に上陸。その後は荷物の片付けを済ませる。重いずっしりとしたカヌーを運んで鍵をかける。車に荷物を積んで無事終了。楽しかった。
ロッシ湖から公園のメインの道路までの間の細い林道では、途中で公園管理のピックアップトラックとすれ違ったのだけど、ちょうど道路幅が広いところだったのですれ違うことが出来た。ほ。
ビジターセンターに向かう途中で、Chute de Diableという滝を見に行くことにした。いや、本音を言うと、ビューポイントの表示があったので、そちらに進んでみると滝があったというのが本当のところ。駐車場に車を停め、歩道を800m程歩く。コケの多い森だ。途中から渓流のせせらぎを聞きながら進む。そして出て来た大きな滝。滝を眺めるのは久しぶりだ。昨年までの沢登りが懐かしい。去年の今頃は、大荒川谷の沢登りを終えた頃か?そこにも美しい森があった。そして、楽しかったなぁ。森に囲まれた滝を見ながら、そんな感慨に浸っていた。
ビジターセンターでは、鍵・パドル・ライフジャケット(PFD)を返し、無事預けていた運転免許証を受け取った。眠かったので、休憩室のテーブルで10分程仮眠を取った。随分と回復した。そして、モントリオールに向けて出発した。
今回のロッシ湖(Lac Rossi)でのカヌーキャンピングの様子をまとめた動画はこちら(YouTube)

風が強い・雨が降っている時等に、一番奥の4km程離れたキャンプサイトまで行くのは大変かもしれないけど、今回泊まったスタート地点に近いサイトであれば、よほどの悪条件でない限りは特に問題ないと思う。カヌーは非常に重いので、女性だけだと運ぶのが大変かもしれない。でもその分安定感があって全然怖くはなかった。天候に恵まれたこともあり、静かな素敵なカヌーキャンピングが楽しめた。

高速道路は順調に進み、家の近くの駐車場に車を停めた。その後は、晩ご飯を作って相方と一緒に食べる。結婚以来当たり前だったこうしたことが、今はなかなか出来ないけど、その分ありがたみを感じるというか、嬉しい気持ちになっていた。
たった一泊二日だったけど、カヌーキャンピングが無事終わった。

はてなダイアリーの写真容量(30MB/ヶ月)を超えたので写真をこれ以上アップできず。来月以降に写真を足します。