休暇 Quebec Cityへ

朝は5時過ぎに起きた。手早く準備を済ませてから、朝食を食べ、6時過ぎに家を出る。相方と過ごす4日目。今日はMontrealから約250km離れたQuebec州の州都、Quebec Cityに行く計画。
Atwater marketの先から高速道路に乗る。まだ6時台前半なのに、結構交通量が多くてびっくりした。ナビを頼りに分岐をいくつかくぐり抜けて、Quebec Cityに向かう高速道路(20号)に無事乗り込んだ。カーナビが、確か「212km道なりです」と案内していて、やっぱりカナダは広いんだなぁということをつくづくと感じた。
途中、Villeroyという町にあるパーキングエリア(Quebec Cityまで70km程のところ)で休憩。気温は20℃。かなり涼しくなったなぁ、という印象。
その先も順調に進んで、無事Quebec cityに到着。どこに車を停めようかと思いながらどんどんどんどん進んでいってしまって、旧市街 (オールド・ケベック)の中まで入って来てしまう。しまった。と、駐車場マークがあったのでそれに引かれて進んでいくと、ホテルの駐車場に到着。30分5ドル!とかなり高いのだけど、まぁしょうがないかとそこに停めることにした。停めた後で、そのホテルがシャトー・フロンテナックという名のオールド・ケベックのランドマーク的ホテルであることに気がついた。高いわけだ。でもおかげで中心街まで来ることが出来たのは良かったのかも。
相方と一緒に散歩する。地図はこちら(PDF)。眼下にはセントローレンス川の流れ。

要塞に上を歩く。ダルム広場には観光案内所があって、ツーリストマップが欲しいと話をすると、無料で地図とブックレットをくれた。トイレもあるので拠点には良いかも。
旧市街地をブラブラと歩く。ノートルダム大聖堂は厳かな雰囲気。世界遺産になっているだけあり、街全体の雰囲気は上々。

サン=ジャン門の近くの砲台公園に寄った後、城壁を抜け、ケベック州議事堂の前にある噴水まで歩いて来た。

その後は、旧市街地内に戻る。観光案内所の横のRestaurant1640に行く。テラス席に座る。日差しはきついけど、ちょうど木陰になっていて、気持ちがいい。11時半までは朝食のメニューがあって、メイプルフレーバーされたスモークサーモンと野菜とクリームチーズを挟んだベーグルとフルーツのセットをいただいた。美味しかった。

その後は、要塞博物館(Musee du Fort)なるところに行き、イギリスとフランスの間で繰り広げられた戦闘の歴史を30分のジオラマを活用した映画で学ぶ。いかに血塗られた歴史があったのかがよくわかった。
さて、駐車場に戻る。3時間いたので駐車料金は30ドルなり。が、支払い装置がうまく動かず苦労する。横に電話があったので、受話器を取るとフランス語でいろいろ話をされた。英語で話していいですか?と聞くと、いいよ、というので、機械がうまく動かないので、どのように支払えばいいのか教えてほしい(It doesn't work, so can you tell me how to pay it?)と話をする。どうやらクレジットカードを素早く抜き差しする必要があるらしい。最初試して、何も変化が無かったので、I did as you said, but nothing happend!と言ってしまったのだけど、再度トライしたら上手くいったのでホッとした。受付のお姉さん、ありがとうございました。
時刻は12:45。ここから約15km弱離れたところにあるモンモランシーの滝(Chute Montmorency)に向かう。高さ84m、幅46mで、ナイアガラの滝よりも落差があるというのが売りだ。
どこに向かえば良いのかわからなかったのだが、滝の落口の近くにある公園の入口に到着。駐車料金を払って中に入る。遊歩道を歩いていくと、滝の間近の展望台にたどり着いた。確かに大きく、そして水量も豊富だ。その後は滝の上にかかった吊り橋を渡り、その後、ぐるりと回って階段を487段下りて滝の下の展望台にたどり着いた。水しぶきが爽快だ!

帰りは階段を上り返すのも面倒だったので、そのままぐるりと回り、ゴンドラ(有料)に乗って元の駐車場に戻って来た。上にも下にも歩道があって、人もたくさんいるし、上流には町も道路もあり、滝の最上段はコンクリートの堰にもなっているので、何だか厳かな雰囲気になる場所ではないのだけど、迫力はあって、見ておいても損は無い印象。滝の様子の動画はこちら(YouTube)

時刻は早14:30。車に乗って、モントリオールへ。ケベックティー内のインターチェンジを一通り終えると、ナビさんは「222km道なりです」と話されていた。朝早かったこともあり、途中で睡魔が襲って来たのでVilleroyという町にあるパーキングエリアの公園のベンチで10分程仮眠を取った。高速道路の途中で仮眠を取る(その後相方に起こしてもらう)のは犀川に行った時以来だねぇ、という話を相方としていた。
モントリオールに向けては順調に進んでいたが、途中で道路のど真ん中にタイヤの大きな破片が落ちていてびっくりする。皆うまく避けながら走行していたが、あれは危ないと思った。モントリオールに近づくと渋滞に巻き込まれた。ノロノロと進む。その後はいくつかあるインターチェンジで路線をうまく乗り換えながら進み、無事自宅周辺に到着。ガソリンを入れてから、レンタカー屋さんの駐車場に返却した。渋滞で小一時間遅れ、結局家に帰って来たのは19時前だった。この三日間の走行距離は906km。まあまあ走った気がした。そして大分左ハンドル・右側通行の運転に慣れた気がした。
その後は、晩ご飯の買い出しに行き、晩ご飯を作って食べる。ホッとするひととき。相方は明日の朝の飛行機で帰国するので、荷物の詰め込み等をしていたのだけど、今日の車の中ではほとんど眠らずに起きていたこともあってか、ソファーでクークーと寝てしまった。お疲れさま。
ケベックティーはあまり英語が通じないよ、という話を聞いていたのだけど、僕が訪れた範囲では全然問題なかった。聞くところに寄ると、世界遺産に登録されて以来随分と通じるようになったとか。モントリオールからは渋滞に巻き込まれなければ3時間程で行ける。またいつか訪れたいと思う。