感染性胃腸炎・・・

朝から明日の打ち合わせに備えて資料作りと資料読み込みに励んでいた。時差ぼけがまだ解消していなくて、朝は3時ぐらいには起きてしまう。おかげで朝ごはんの頃までには一つの資料が無事出来上がり、その後も快調に仕事を進めていた。
おかしいな、と思い始めたは午後になってからだった。ずっしりとした疲労感がまず漂ってきた。時差ぼけかな、と思った。だが悪いが寝ている暇はない、と思い、栄養ドリンクを飲み、おにぎりを食べてその後も踏ん張っていた。でもあまりの疲労感に少し眠ろうと思い、布団に横になるが、悪寒がする。熱をはかろうと思ったが、体温計が見当たらない。思えば愛用の体温計はカナダに置いてきている。そして、疲れているのに体に寒気があって寝付けない。
次に腹を下していることに気がついた。柔らかい便がやがて水のようになっていく。本格的におかしい、と思ったのがこのあたり。さらにトイレに入ると、腹を下している最中に、突然手が熱けいれんで震えて動きが極端に鈍くなる。これはやばい。まずい。時刻は16時を過ぎている。このまま家にいては大変なことになるかも・・・と思い、まずは水分確保、と水を飲もうとするが吐き気がしてすでに飲めない。ますますまずい、と思って、震える手で服を重ね着して、財布と携帯だけ持ってフラフラと外へと向かう。マンションの管理人さんは不在だった。
フラフラしながら、目の前を通ったタクシーを止め、最寄りの病院にお願い、と話をしたら、運転手さんは思い当たらず、じゃあ東大病院に、と言われたので、道案内しながら近くの診療所に運んでもらう。幸いその診療所は開いていた。腕は痙攣したまま。引き攣った表情で受付で話をして見てもらう。直近で食中毒になるようなものは食べていないが・・・と思いつつ、22日に食べた生牡蠣を思い出す。食中毒ですね。吐き気止めと整腸剤を出しましょう、と言われ、もう帰ってもよいですよ、と言われたのだが、吐き気と痙攣が止まらずあまりにも調子が悪いので、ゼーゼー言いながら、すみませんが、少しここで休んでいってもいいですか、とお願いした。
結果、吐き気止めを入れた点滴を受けることとなり、隣室で横になる。ついでに採血も。生まれて初めて点滴を受ける。15分ほどして少し容態が落ち着いてきた。すでに診療時間は過ぎていたがそのまま滞在。30分で点滴を終え、熱を測ると37.5℃だった。吐き気と腕の痙攣は治まった。礼をいい、フラフラしながら帰宅する。途中の薬局で薬をもらって体温計を買った。
自宅にたどり着くと、相方と電話で連絡がついて、相方も熱が出ているらしい。相方は病院に電話の後に行っていたが、感染性胃腸炎と診断されたとのこと。僕も熱が収まらずぐったりしている。同じように熱のある相方がヨーグルトをたくさん買って来てくれた。クリスマスイブのこの日、二人とも高熱でぐったりとしていて、つつましくカップヨーグルトを食べてすぐに眠りについた。時刻はまだ20時過ぎ。昨晩チキンを食べておいてよかった、と思う。