帰省二日目。那智勝浦へ

朝から甥っ子2人に弟、そして相方と一緒に裏山に行った。空気が気持ち良い。小さな頃の遊び場だった場所。いろいろなところに秘密基地があって、この山を縦横無尽に駆け回っていたなぁと懐かしい思いにふける。


その後は墓参りにいった。
午後からは、相方と二人で車に乗って南へ向かう。いつの間にか高速道路が通じていて、あっという間に着いてしまうのが不思議な気分。天気が崩れるとのことだったのだけど、熊野の七里御浜の途中にある花の窟までは大丈夫だった。

でもその後は雨がぱらつき始め、熊野速玉大社では傘を出した。雨が降っていなければ神倉神社にも行きたいと思っていたのだけど、残念ながら今回はパスすることにして、代わりに熊野本宮に向かう。
本宮にお参り後、大斎原という本宮大社が元あった中州部分も訪れた。

また世界遺産センターにも寄る。ここの世界遺産センターに立ち寄るのは初めて。
その後は、宇久井半島にある那智勝浦の休暇村へと向かう。12月初めに予約したところ一部屋だけ空いていたのがラッキーだった。駐車場はかなり埋まり、空いている場所を探すのが一苦労だった。18時前にチェックインして、割とすぐに夕食を開始した。
今回は伊勢海老の刺身等が堪能できる豪華絢爛なプラン。刺身や寿司やシャブシャブや茶碗蒸しやオレンジ煮やてんぷらやタイの炊き込みご飯や伊勢海老の出汁の効いた赤だし等、あんなにたくさんいろいろあったのに、結局全部ペロリと平らげてしまった。胃腸炎が治っていて本当に良かったと思う。

食後は温泉!
雨がザーザー降る下、露天風呂で雨に打たれながら入る。雨の冷たさがどこか心地よい。少し身を乗り出して雨を受けると、その冷たさ、肌寒さが、沢登りや山登り、また雨の日の停滞中、または沢での研究の日に受けた雨の冷たさを思いさせ、ノスタルジックな気分に浸った。そうたくさんの雨に打たれて生きてきたな、と思う。漆黒の闇の中では何も見えなかったけど、眼下では波の音が絶え間なく、それも心地よかった。すぐにのぼせてしまうかと思いきや、雨による適度なクールダウンもあって、僕にしては長湯をしてから出る。温泉に入るのが久しぶり。日本にいることをしみじみと感じた。