日曜日 スキー

朝6時過ぎに起きようとしていたのに起きられず、7時前にようやく起き上がる。準備を整え、8時前に家を出た。二週間前に出かけたモントリオールから車で一時間の距離にあるMont Saint-Sauveur(モン サン ソヴェール)へ。車はいつも通り、カーシェアリングのCommunauto。車にたどり着いて、窓についた雪を落とし、カーナビをセットして、いざ出発、と思い、その前にウィンドウォッシャー液を吹き付けてフロントガラスの氷を落としたところ、ガリガリガリガリ、と異音が鳴った。びっくりしてよく見ると、助手席側のワイパーブレードが付いていない!そうそう外れるものでもないだろうし、盗まれたのだろうか?

運転席側のワイパーブレードは付いているし、また今日は晴れているので、なくても問題はないのだろうけど、ワイパーブレードを失くしたのが自分だと思われても癪なので、Communautoに電話する。7分ほど待たされた後、ブチっと切られたのだけど、その後掛け直すと一発で出てくれた。
「もしもし、これから出発しようとしている者なのですけど、右側のワイパーブレードがないことに気がつきました。」と話を始めて、自分の会員ナンバーと使っている車のナンバーを伝えのだけど、先方の女性の担当者の方は、ワイパーブレードがない?ん?それのどこが問題なの?と言った風なニュアンスで話をされる。担当者の方曰く「今日は晴れていてワイパーブレードはほとんど使わないだろうから今日のところは問題ないんじゃないの?」ワイパーブレードがないぐらいで、トラブルコーナーに電話してくるな、くらいの勢いの受け答えだった。「ガリガリ言っているのでフロントガラスが傷ついてしまうかもしれないけどいいのですか?」というと「今日はほとんど使わないでしょ」うーん、まあそれはわかったとして、「(どこに売っているかは知らないですが)ガソリンスタンド等で、ワイパーブレードを買って修理しておいたほうがいいですか?(後の人のためにも)」と話をすると、「あなたが今日買うべきかどうかなんて私は知らない。今日は晴れているから、問題ないわよ!」とのこと。話が通じていない。カナダ人的ニュアンスでは、この後の人がどうこうではなくて、あくまで話し相手(僕)が自己責任の範囲でどう対処すべきかどうかを考えているだけなのだろうか。段々と話をするのも面倒になってきて「わかった。右側のワイパーブレードがないこと自体は今日運転する僕的には問題がない。ただ、僕が今日車を使い始める前にはワイパーブレードがなかったことにご留意くださいませ」と言ったら「わかった、了解」と言われたので、電話を切る。妙な疲労感。
でもそのままワイパーを使うとガイガリうるさく明らかにガラスが傷ついて行きそうなので、ティッシュペーパーをキツく巻きつけて、せめてガラスが傷つかないように対処した。
さて、30分以上遅れて、8時半を過ぎてようやく出発。カーシェアリングの車は、無積雪期は1/2以上、冬季は3/4以上ガソリンが入った状態で返す約束になっているのだけど、今日出発するときは1/4以下のガソリンしか入っていなかった。しかもワーパーブレード、付いてないし。このサービスは使う人の質によってその質が大きく左右されるのだと思う。
さて、そんな愚痴はさておき、順調に走ってスキー場に向かう。途中のサービスエリアでガソリンを入れ、ついでにワイパーブレードを買った。店員さんに選んでもらったワイパーブレードは、2cmほど窓からはみ出していて、正規サイズはあと一インチ小さなものなのだろうけど、用を成すことと、無いよりははるかに良いので、そのレシートもまとめて請求書の中に入れておいた。価格は12.6ドル。
なんだかんだで遅くなり、スキー場に到着したのは朝10時を過ぎていた。リフト券を買って、滑り始める。外気温は-16〜-12℃程。リフトに乗っているとさすがに足先・指先・顔面が冷えた。

雪質は悪くはない。時々凍りついたところは、スピードを殺さぬまま突っ込むと大きくスライドして何度もひやりとしたのだけど、何とかなった。でもどこか保守的な滑りだった。
天気は良い。モン サン ソヴェールの街並みを見下ろしながらのんびりと滑り続ける(YouTube)

3時間ほどぶっ続けで滑っていると、十分に満足して。13時半頃切り上げ、車に乗って帰宅した。
冬道は融雪剤で車が塩だらけになるのだけど、今日は窓ガラスにこびりついた塩がキラキラと反射して後方の視界が非常に悪くて、時々運転しながらヒヤリとした。モントリオールに戻ってきてから、次乗る方のために、窓ガラスを全部磨き上げておいた。これで次に乗る方は安全なはず。
さて、明日から仕事頑張ろう。