休日 スキー

今日は、水曜日夜から遊びに来ている弟を連れて、モントリオールから2時間の距離(約150km)にあるモントランブラン(Mont-Tremblant)にスキーに行くことになった。朝5時半に起きて(と言っても時差ぼけ中なので自然に目が醒める)準備を済ませ、向かう。雪が舞い、運転はなかなか見辛い。途中、サービスエリアに寄って簡単な朝食を済ませる。
モントランブランに近づくに連れて結構な降雪となる。スリップしないように慎重に進む。そして無事スキー場に到着。無料駐車場は若干距離が離れている。そこから歩いて一番賑やかなところへと向かう。
今日のスキーは、15年3ヶ月ぶりのものがある。そう、登山靴山スキーではなくて、普通のスキーを滑るということ。二週間前のスキー場でのアクシデントで、僕のスキー板はまだニコ宅に預けられたままなので、自分のスキーがないのだ。こうでもならないと普通のスキーなんて滑らないだろうから、その意味では楽しみにしていた。
スキーを借りて、リフト券を買い、着替えて、リフトに向かう。久々履くスキー靴。こんなにも歩きにくいものなのだと改めて実感。
今日のスキー場は非常に混んでいた。リフト待ちに10分、長いところでは15分以上もかかった。ここまで混んでいるのは初めてだ。外気温は−6℃程度。それほど悪いわけではない。
さて、ノーマルスキーは・・・ウォ!こんなにも簡単に曲がるのか、といきなり驚愕!ちょっとエッジを入れるとグィっと苦労なく曲がってしまう。ハァー。そしてアイスバーンでは、なんと!こんなにもグリップが効くものか!一言で言えば、多少硬い斜面ぐらいの方が滑りがいがあって気持ち良かった。普通の斜面だと面白くないというか。
今日使ったサロモンの板はそれなりに重かった。自分のスキー板がアイスバーン斜面でバタついて暴れてしまう理由は一つは登山靴であり、一つは超軽量な板の影響もあるのだとあらためて思った。
しかし、簡単に曲がり過ぎてしまうので、ある意味怖かった。いつもエッジを入れるように力を入れているせいか、脛部分がすぐに痛くなってしまった。反面、太ももは全く疲れていない。
一方で、すっかり慎重に滑る癖がついてしまっていたこともあって、とことんかっ飛ばすこと自体には、不思議な恐怖心もあった。ノーマルスキーのこの簡単過ぎる操作感をどこまで信じていいのか、それを忘れてしまっている自分がいることをひしひしと感じた。
さて、リフトの待ち時間が長いのがネックだったが、それなりに滑る。


昼食は、僕はチキンの、弟はサーモンのハンバーガーをいただいた。美味しい。

その後は、リフトに乗って上に上がったものの、変なコース取りをしてしまい、別のスキーエリアに入り込んでしまった。手元に地図がなかったので、どれに乗って帰ればよいのかわからず、とりあえずゴンドラに乗ったが、それは上に向かうものではなかったので、結果的には時間のロス(その後時間もなかったので終了)だったのだけど、モントランブランの街並みを見下ろすルートだったので、美しい眺めではあった。
夕方前にスキーを返して帰路につく。雪が降り続き、運転に気を使う。途中のサービスエリアで休憩し、5分ほど仮眠を取ってから再出発する。やっぱり時差ぼけがまだ治っていない。
その後は、スキーを回収するためにニコの家に向かう。途中、サイドミラーが曇ってしまって運転しづらかったが、無事たどり着く。ニコ家では、ニコのお子さんたちに日本で買ってきたプレゼントを渡す。なんとニコが既に両足で松葉杖も使わずに歩いていた!昨日から何もなしで歩き始めた(+運転も)という。すごい!すごい怪我だったので、この回復は本当に嬉しかった。来週月曜日には職場にも行ってみるよ、とのこと。ほ。30分ほどお茶してから、帰って来た。
晩御飯は弟と一緒に食べた。
ノーマルスキーは簡単だった。でも久々過ぎてその意味では怖さもあった。やっぱりどちらかに固執し過ぎるのではなくて、適度に両方練習しておくことも重要なんだな、と今更ながら思った一日だった。