休日 Lac Édouard Canoe camping 二日目

朝5時半過ぎに目が覚めて起きた。朝の湖面は静かだった。

水中に10cmほどの大きなチスイビルを見つけて枝で突っついて岸辺に出して、その様子を眺める。

鳴き声に顔を上げると上空をガンの編隊が颯爽と通り過ぎていった。

ポールに吊るしておいた食料品を回収し、薪に火をつけて、パンを炙る。紅茶を飲んで簡単な朝食とした。


撤収作業を進めて、トイレを済ませ、8時前に準備が整って出発。

今日は何故かカヤックの先端に取り付けておいたGoProが動かなくなってしまったので、撮影は手元のカメラのみ。
早朝は静かだった湖面も風が出てきて少し波立っている。ハシグロアビ(common loon)が水面に浮かんでいる。

湖の西側を北上する。流れ込みを見つけては中に入っていくけど、すぐに行き止まりになる。

カワアイサが岸辺にいて、近づくと面倒そうにペタペタと歩いて水の中に入っていく。

ゴール地点の北側のビーチの手前で、大きな流れ込みを発見。地図を見ると隣の湖から続く川らしい。これは遡れるかも、と先へと進む。

湿原の中を進む。隣の湖まではトレイルがあるらしく、その展望場所もあった。ゆらゆらと水草が揺れ、トンボが水面を忙しそうに行き交っている。100mほどで流れが一箇所浅いところがあって、そこで引き返す。


美しい場所だった。
9:10に出発地点かつゴール地点に到着。

まだ朝なのだけど既に泳いでいる人がいた。車がやってきてはカヤックを降ろしていく。僕はカヤックについた砂を岸際で洗い流した後、砂がつくのを嫌って、車のある駐車場まで運んで行ってそこで分解したのだけど、蚊がわんさかとやってきて、吸い込みそうにもなるのでなかなかしんどかった。

カヤックを畳んだ後は、湖畔の岸辺でリンゴをかじって、その後モントリオールに向けて出発した。
天気のよい快適な気候の下、緑の森の国立公園内を走り抜ける。今日もたくさんのサイクリストがいた。
モントリオールまでは何も問題なく進み、時間が早かったこともあって、モントリオール島内も特に渋滞というほどの渋滞には巻き込まれずに済んだ。帰宅後はカヤックとキャンプ道具を広げてよく乾かした。

今回訪れたエドワード湖(Lac Édouard)は、二週間前に訪れたワピッザゴンク湖と比べるとより簡単で家族連れ・カヌー初心者にはいい場所だと思う。釣りをしている人がいる一方で、釣り券が手に入らなかったのは何故なのかよくわからない(うろ覚え)のだけど、釣りをしたい方であれば他の湖を選んだほうがいいだろう。西側の大きな流れ込みは遡る価値はある美しい場所だった。東側はこれぞというものはないのだけど、ビーバーの巣は何故か東側に偏在していた。時期が時期だけに蚊がたくさんいてその点は不快ではあったけど、とても綺麗な湖でいい場所でした。