休日 Diable River Kayak-camping ふたたび 初日

先週末に一人で出かけたモントランブラン州立公園のディアブル川のLac aux HerbesからLac Laplanteまでの25km区間。職場の隣の部屋のNicoがこの場所に興味を持って行ってみたいという。この週末は別の同僚と出かける予定だったのだけど、用事が入ってしまった(正確にいうと先に入っていた用事を思い出して)ので、予定が空いてしまったので、せっかくなので一緒に出かけますか、という話になった。SEPAQに電話をかけてカヌーキャンピングのサイトの予約を取った。地図はこちら(PDF)の左ページを参照。

朝5時過ぎに起きて、朝6時前に自宅を出発。今日のカーシェアリングの借りた場所はいつもの場所よりも遠くて(自宅から1.3kmほど)、朝一で汗だくになりながらカヤックを運んで消耗した。モントランブラン州立公園の入口に8時に集合の約束だったのだけど、7:50に到着すると既にNico家は到着していて、さらに僕に成り代わって手続きを済ませ終えたところだった。今回のメンバーは、Nico、(Nico曰く、年頃で扱いが難しくなってきた長女は結局参加せず)次女のMariekeと長男のToon、そして僕の計4名。昨冬に一度一緒にスキーに出かけているので、久しぶりですねーと話をした。
入口から10kmのところにあるカヌーレンタルセンターに立ち寄ると、なんと閉まっていた。先週はこの時間でまだ開いていたのに。先週と違って今回はバスを使わない。二台の車でまずはLac Laplanteに向かう。そこで僕の車をデポして、Nicoの車に荷物を積み込んでLac aux Herbesへ。途中、鹿を数頭見かける。今回はどんな動物に逢えるだろうか。
9:10にLac aux Herbesに到着。カヌー、荷物を降ろす。僕はカヤックを組み立てる。まだバスは来ていないので、キャンプしている方々を除いて人はいなくて、静か。そう今回は早く出発して早くいい場所を押さえよう、という作戦。9:45に出発。先週よりも1時間も早く出発。

天候は曇り。風もあって鏡のような鏡面ではない。カヤックには僕が乗って、カヌーにはNico一家が乗っている。今回僕はいつもカヤックの先端に設置しているGoProをカヤックの後ろ部分に取り付けてみた。いつもと違うアングルからの写真・動画の出来上がりが楽しみだ。

湖を越えて、川に入り、10:25に最初のNo.1(1級、15m)の瀬に入る。ここはさすがに楽勝。

と続くはNo.2のホワイトウォーターなのだけど、浅くて早速カヌーが底をつかえている。一週間違うだけだけど、水量はグッと減って、かなりの低水位になっていた。おかげでこの先、先週は無事通過できたところも底を擦ってカヌー・カヤックを降りるシーンが増えた。
No.3の瀬(1−2級)は、Nicoカヌーが先に行って、僕が続く。ここはほぼまっすぐな流れを素直に進んで無事通過。10:40。

No.4、No.5の瀬は浅くなり過ぎてカヌー・カヤックを降りる。ここまで浅いとは思わなかったなー。
11:00にLac Montcourtに入った。湖を20分ほどで横断して、再び川に入る。この先はしばらく穏やかなゆったりとした美しい流れが続く。



出発地点から8.4kmのところにあるLa Barqueのキャンプサイトには12時前に着いた。偵察を兼ねて休憩。パンにいろいろなスプレッドを塗って食べる。ここはNo.6の瀬(1−2級 100m)がある。カヌーが二隻通過していく。途中でスタックしているところを見て、ここはこう気をつけよう、あの場所はこちら側を通過しよう、と打ち合わせていく。
12:30出発。No.6の瀬に入る。最初の場所は慎重に岩を避けながら下る。二番目の流れは手前に浅いところがあるのでそれにスタックしないように気をつけた後(底は擦った)は、まっすぐ下る。その先は素直な流れ。川に張り出した枝にパドルがひっかかってパドルのシャフトで顔面パンチを食らった以外は平気。爽快な流れが気持ちよい。この後半部分が前回気がつかなかったけどNo.7の瀬なのだと思う。

さて、No.8の瀬(2級 50m)には12:35に突入。割とテクニカルな瀬で前回引っかかってしまった場所。先行するNicoのカヌーは水面下の岩をスルスルと見事にすり抜けて無事通過!でも僕は一箇所左に行くべき岩を右に抜けてしまい、スタック…でもそのすぐ下で再乗船して瀬を越えられたので良しとしよう。

その先しばらくの間は森の中を蛇行する川をゆったりと下る。
No.9の瀬(2級 100m)の手前には13時に到着。偵察に行く。先週はブルベリーがたわわに実っていたのに、今日はほとんど残っていなかった。残念。割と長い瀬で、難しくはないのだけど最後の部分で変なルートを取らないように少し気をつける必要がある。13:10に出発。しっかり偵察したこともあって特に問題なく通過。残念なのは、せっかく撮影したのにエラーが出て動画が残っていないこと。
この先は森が美しくなる。前回来た時も気に入った区間だ。

先行していた別パーティーのカヌーを追い抜くべく、Nicoカヌーがスピードを出して進む。No.10の瀬を始め、浅くてカヤックの底を擦るところが何箇所かあったのだけど、特に問題なく進む。
No.11の瀬(1級 50m)は前回引っかかってしまった場所だけど、今回は無事問題なく通過した(ただし、動画なし)
そのすぐ先のキャンプサイトLa Gaffeに無事到着。出発地点からの距離は15km。14:05。

既に一艇カヌーが着いていたのだけど、川岸の一番良いサイトであるNo.9-10は空いていたので、そこを占領した(先週はNo.1のサイトを使った)。

テントを張り、タープを張る。途中で雨が降ったのでタープは持ってきておいて良かった。ハンモックを吊るしてのんびりと過ごす。

と、公園の管理官(レンジャー)の方がやってきて話をする。滅多に見ないけど、たまにはいるものだと思った。

夕方遅くに少し上流にいって、子供たちが竿を垂れる。バスが釣れてリリースした。
晩御飯は豪華絢爛。ビーフステーキやソーセージ、マッシュルーム、パプリカ等を焼きつつ、蒸したジャガイモ、サーモンミルクスープ、チーズ、パン、その他もろもろを食べる。

子供たちの食欲は旺盛で、出したものをあっという間に食べつくしてしまう。結構結構。Mariekeは割と好き嫌いがあるらしいのだけど、僕の持ってきたサーモンミルクスープは美味しいと平らげてくれて、それを見たNicoとToonから、Seishu、これは本当に美味しいということだよ!おめでとう!と褒めてもらった。
晩御飯の後は、ひたすらマシュマロを焼いて食べた。

夜は川岸の魚観察をやった。
21時には子供たちはテントに入っていった。その後片付けをやってから焚き火の前で一人ゆったりと過ごす。

23時前に一人用テントに入って、眠りについた。