休日 Mont Tremblant 二日目

夜は雨が激しく降っていた。朝4時半頃に、ザヴァーッという大きな音がして目が覚めた。タープに溜まっていた水が流れたのだろう。タープを確かめに雨の中外に出る。タープの上にはまだたっぷりの水が溜まっていて、それを逃した後、重みですっかり弛んでいたタープの張り綱を張り直し、またタープの端を別のロープで引っ張って水がうまく逃げるようにセットし直した。
まだ真っ暗。もう少し寝ようかとも思ったのだけど、雨音に目が冴えてしまった。車に入れておいた食料を取りに行き、その後雨がザーザー降る中、焚き火を開始した。タープを叩く雨音が、昔の様々な山行を思い出させて、感慨に浸っていた。
6時半頃にMateuszが起きてきて、その後、朝食。昨日の残りや、パン、オートミール、ヨーグルト、トマトなどをいただいた。
目の前のモンロー湖の湖面の変化に気がついて目を凝らす。ビーバーが二頭泳いでいた。嬉しい。

割とのんびりと過ごした後、片付けを開始したのだけど、その後、雨脚が強くなる。タープの下に避難して、雨が弱まるのを待っていた。
雨脚が弱まった隙にタープを素早く撤収して車に向かう。その後は、車に乗って、ディアブル川にかかる滝を見に行った。昨年8月に一度訪れたことのある場所だ。駐車場から700mほど歩いて滝へ。雨の影響もあって水量は豊かだ。

そして、車に乗って、モントリオールへ。途中雨が激しくて運転しづらかった。帰りの車の中では、Mateuszがかつてポーランドからイタリアまでヒッチハイクで旅した際に、たくさんの素敵な親切な方々にあって、如何に自分の意識が変わっていったのかのロングストーリーを聞いていた。モントリオールに着く頃には雨が上がって、日が差し始めた。Mateuszを地下鉄の駅に送って行って、その後、車を返却し、帰宅した。

今回のKayaking & SUP boardingの様子をまとめた動画はこちら(YouTube、5分半)

今回、3回目となるディアブル川の下流部は、雨とはいえ、変わらずただ、ただ美しかった。この美しい森の中をくねくねと蛇行しながらゆったりと、しかし飽きない速度で流れる川を下る楽しさよ!モントランブラン州立公園に行く機会があるなら、真っ先にオススメしたいアクティビティーだ。レンタルカヌー/カヤックもあるので、カヌー/カヤックを持っていなくても大丈夫(ほとんどの方はレンタル)。一方で、SUPについては、川区間は貸し出しはされていないので、ここをSUPで下りたければ、やっぱり購入する必要がある。それをどうするかは、SUPという水上散歩の道具にどこまで惹かれているか、ということだけなのだけど。
なにはともあれ、楽しい週末のカヤック/SUP旅は無事幕を閉じた。